2014年06月07日
平成25年度、文部科学省の「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM))」に、弘前大学とともに提案した「脳科学研究とビッグデータ解析の融合による画期的な疾患予兆発見の仕組み構築と予防法の開発」が採択されました。
本研究は、弘前大学の脳神経疾患の病態研究及び過去10年間にわたって行ってきた弘前市(岩木地区)におけるコホート研究を活用した、最適な早期予兆発見による疾患予防法の開発を目指すもので、社会的意義が極めて大きく、青森県の短命県返上への貢献のみならず、国家的な課題である国民の健康寿命延伸に効果が期待されています。
●概要
日本は超高齢化社会を迎え、「医療費の削減」、「高齢者の健康増進」、「QOLの向上」が社会的な課題です。 本拠点では、青森県住民のコホート研究による膨大な健康情報を解析し、「疾患予兆発見の仕組みの構築」と「予兆に基づいた予防法の開発」等により、リスクコンサーン型(従来の医療は、疾患に罹患してからそれを治療することであったが、罹患を予防することに焦点を絞った医療サービス)の予防医療を目指します。 そして高齢者が健康に長生きして活躍できる社会を作ります。
●実施体制
プロジェクトリーダー :工藤寿彦(マルマンコンピュータサービス(株))
研究リーダー :中路重之(弘前大学)
中核機関 :弘前大学、マルマンコンピュータサービス(株)
参画機関 :GEヘルスケア・ジャパン(株)、(株)クラーロ、東北化学薬品(株)、
青森県、弘前市、青森県産業技術センター